ボクはタイに来てパイナップルを生で食べることが多くなりました.そもそも日本にいる時は,買っても缶詰のパイナップルくらいで生のパイナップルを買うことはありませんでした.
タイでは市場や屋台でザクザクとカットしたフルーツをよく売っていますよ.
タイ語でパイナップルのことをサッポロと呼ぶ?
タイ人同士が話をしているのが聞こえて,しきりに「サッポロ」と言っています.
「あぁ,タイ人は北海道に行きたいと良く言ってるし,札幌にも行きたいな,みたいな話をしてるのかな?」と呑気に聞いていました.
だが,違いました.
パイナップルのことをタイ語で「สัปปะรด Sapparod(さっぱろっ)」と呼び,ボクにはこれが「サッポロ」に聞こえていました.
パイナップルは草か木か?
パイナップルは果物なので木のような気がしますが,植物学上は草になります.多年草ですが年を追うごとに実が小さくなるので通常は3年以上以上用いることはありません(Wikipediaより).
野菜か果物かというと,正確には野菜に分類されます.
パイナップルの実のつき方を知ってますか?

近所で撮った写真ですが,パイナップルの赤ちゃんができていました.
今は小さなパイナップルですが,軸が少しずつ太陽に向かって伸びていって育っていきますよ.
タイのパイナップルはほとんどが輸出用に生産されている

広大な土地にパイナップル畑が広がっています.初めて見た時は「これが全部パイナップルだと?!」と驚きましたよ.
タイはパイナップルの生産量が年間200万トンを超え(2018年FAOのデータより),パイナップルの缶詰生産では世界一です.
タイではパイナップル品種が14種類もある!
タイにはパイナップルの品種がいくつあるか調べてみました.2018年の情報ですがなんと14種類もあります.
台湾由来の品種があった!
最近台湾産パイナップルが日本でも話題になっていますね.タイはパイナップルの生産を自国でやっているので,わざわざ台湾産パイナップルを輸入する必要もないから手に入らないだろうと思っていました.
しかし色々調べてみると,実は台湾から来た品種をペッチャブリ県の園芸研究センターで改良した品種,Phetchaburi 1 というものがあることが分かりました.ジューシーでとても甘いとのことです.
近年は生鮮食品向けにMD2という品種を推奨している
多国籍企業で品種改良され,フィリピンでも生産されているMD2品種.タイでは近年,生鮮食品用にこの品種を推奨しています.これは加工用のパタビア品種の単価が下がってきたことも要因の一つです.
市場でパイナップルを買ってみた

近所の市場では量り売りされていました.左に見える上皿はかりで計量します.値札には「โลละ25บ.(ろーら25バーツ)」,1キロ25バーツと書かれています.1本1キロもしない位なので,1本25バーツ(約90円)くらいになります.

カットしているパイナップルを20バーツ(約70円)で買いました.やはり芯の辺りは酸っぱかったですが,飴色の部分はサクッとして甘く美味しかったですよ.
まとめると
パイナップルをタイ語では「さっぱろっ」と呼びます.ボクは「札幌」に聞こえてました.
タイでは市場や屋台で他のフルーツと一緒によく売られています.場所にもよりますが一袋20バーツ程度で買えますよ.