ここ数日の地震ニュースであまり聞き馴染みのない「トカラ列島」という名前をよく見聞きするようになりました。
初めてこの「トカラ列島」という地名を見ると外国の名前のような気がしますね。
トカラ列島は漢字で書くとどうなのか?トカラ列島という名前の由来やカタカナ表記の理由について調べてしました。
また、最近のトカラ列島での地震について過去にも大きな地震があったのかどうか調べてみました。
※アイキャッチ画像はトカラ列島とは関係ありません。
トカラ列島の過去の地震履歴
トカラ列島では先の日曜日(2021年12月4日)から地震が続いています(NHKの記事より)が、本日(12月7日)現在も震度1から震度3の地震が続いています。
そこで、過去のトカラ列島での地震をYahoo!の天気・災害で調べてみました。下図は最大震度を昇順にソートして出た結果です。
トカラ列島では震度4が今年の4月に、2016年には4月と12月に記録されていました。
トカラ列島はどこにあるの?

トカラ列島は鹿児島県鹿児島郡十島村(としまむら)のことで、友人島が七つで無人島が五つからなる南北160kmにおよぶ「南北に長い村」です(十島村観光案内より)。
屋久島と奄美大島の間に位置しています。
Googleマップのロケーションはこちら。
トカラ列島は漢字で書くと何?
トカラ列島の「トカラ」を漢字で書くと、「吐噶喇」になります(Wikipediaより)。
古くは日本書紀に「吐火羅」(西暦で650年頃)という文字が使われていました。文字通り火を吐くような力強いイメージですね。
トカラ列島の地名の由来

トカラ列島の名前の由来が十島村(としまむら)のウェブサイトで紹介されています。
まとめると次のようになりますよ。
- 沖縄・奄美地方で「沖」を意味する「トハラ」から
- 宝島にある女神山が乳房に似ていて、乳房をアイヌ語で「トカプ」というところから
- 宝島の「タカラ」から
トカラ列島がカタカナ表記の理由
トカラ列島を表記するときに「トカラ」とカタカナで書かれているため、初めてみた人には外国の地名のような感じがしますね。
トカラ列島がなぜカタカナで表記されているのかというと、「吐噶喇」を「とから」と読むのが難しいためです。
また以前は「吐噶喇」の「噶」はJIS漢字コード(JIS X 0208)に入っていなかったという理由もありました。
JIS漢字コードは1990年11月に第1水準・第2水準が制定されましたが、この時には「噶」は入っていませんでした。
トカラの「噶」を漢字検索で調べてみたところ、第3水準となっていますね。
実は第3水準の漢字は第4水準と共に2000年に制定されており、新漢字コードとも呼ばれています。
「喝を入れる」の「喝」を用いて、「吐喝喇」と代わりに表記している場合も多いようです。ちなみに「喝」は第1水準となっています。