抗原検査キットとPCR検査の違いは何?シオノギからも発売開始

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2021年11月29日、シオノギ(塩野義製薬)は同社のプレスリリースで新型コロナウイルスの抗原検査キットを全国販売すると発表しました。

抗原検査キットは、海外ではすでに普及していますが日本では「研究用」として販売されているものが多くみられますね。

今までは新型コロナウイルスの感染を判定する方法としてPCR検査が一般的でしたが、抗原検査キットを使って手軽に判定できるようになりました。

抗原検査キットとPCR検査は何が違うのかな?と疑問に思い調べてみました。

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抗原検査キットとPCR検査の違いは何?

厚生労働省のHPの「新型コロナウイルス感染症に関する検査について」にPCR検査と抗原検査の違いが説明されています。

ここでは簡単に抗原検査キットとPCR検査の違いをまとめました。

PCR検査とは

ポリメラーゼ連鎖反応とは、DNAサンプルを数百万から数十億倍にも増幅させる反応や技術のことです。ポリメラーゼ連鎖反応の頭文字をとってPCRと呼ばれます。

PCR検査装置によって増幅される回数が「CT値」と呼ばれ、これは国際基準が無く国ごとに決められています。日本ではCT値が40回、台湾では35回とされています。

PCR検査をするためには専用の装置が必要で、結果が出るのに数日かかる上に検査費用も高額です。PCR検査費用の相場は1〜3万円程度といわれ、陰性証明書を発行する場合はさらに3〜5千円程度かかります。

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抗原検査キットとは

ATK

抗原検査とはウイルス特有のタンパク質を検出するものです。インフルエンザの検査でも使われているものですね。

最近では略してATK検査ともいわれます。Antigen Test Kitの略になります。

抗原検査キットでは購入したキットのみで感染の判定ができ、15分から20分程度で結果が出ます。

シオノギから発売される抗原検査キットの価格は10個セットで20,000円(希望小売価格、税別)、1個当たり2,000円となっています(製造販売元タウンズ社のウェブサイトより)。

抗原検査キットの反応はワクチン接種後に陽性になるのか?

ふと思ったのですが、ワクチン接種した後に抗原検査キットを使ったら陽性反応が出るんじゃないの?と。

調べてみましたが、答えとしては抗原検査キットをワクチン接種後に使用しても陽性の反応はでないということでした。

ワクチン接種によって新型コロナウイルスに感染する訳ではないためです。

というわけでPCR検査でも同じように、ワクチン接種によって陽性が反応が出ることはありません。

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