コロナショック後のタイの様子について

people wearing diy masks
Photo by cottonbro on Pexels.com

昨年から新型コロナ(COVID-19)の脅威に世界中がさらされていますね.

タイでも今年は年初からロックダウンがあり,県をまたいでの移動には制限がかかって非常に不便な思いをした方も多いと思います.

昨年3月26日に緊急事態宣言が発せられ,ロックダウンや夜間外出禁止令も出されました.

買い物ができなくなるから食料が配給制になる,みたいな噂もありましたよ.辺りが妙に静まり返って何とも言えない不安をかき立てられた覚えがあります.

それも昨年の6月頃から徐々にロックダウンが解除されて,少しずつ普段のにぎわいを取り戻していました.

タイにも「Go To トラベル」がある

コロナショックで観光客数は8割減

2019年,タイのGDP内訳で観光業が占める割合は20%近くにまで達していました.外国人観光客数も4,000万人近くに達しました.

しかしコロナショックにより2020年の外国人観光客数は670万人と80%以上減となって観光業は大打撃を受けています(Channel7より).

タイ版Go To トラベル

そこで政府は,日本の「Go Toトラベル」のタイ版「We travel together」キャンペーンがタイ国民向けに行い,週末を4連休に変えたりして積極的に観光業界を支援しています.

宿泊料の40%を政府が補助するということもあり,このキャンペーンはかなり好調です.現在は今年の4月30日まで期間を延長しています.

ところでボクはホテル予約サイトagodaに登録していて,コロナ前は旅先のホテルの予約を取るのに良く使っていました.コロナ禍の中でも毎週のようにagodaからプローモーションのメールが届いていましたが,「旅行したくても今は行けないじゃん!」といつも思っていました.でも,こういったキャンペーンが背景にあったんだなと.「We travel together」のサイトにばっちりagodaが紹介されていました.

タイの街中まちなかの様子

少しずつ世の中が明るさを取り戻してきた?

当初は車の中でもマスクをしていないと罰金を取られるというくらい厳しかったし,小さな子供や赤ちゃんを除いて,見かける人たち皆がマスクをしていました.しかし10月頃になると外を歩いている人達でマスクを付けていない人も結構見かけるようになりました.それくらい少し気が緩んだ...というかマスク疲れというか,内心では「マスク付けろよ!」と思うこともありましたが,市場いちばには活気が戻り少しずつ世間が明るくなってきたような気がしていました.

入店前には体温をチェック

スーパーやコンビニ,ホームセンター,デパート,病院,タラートと呼ばれる市場いちば.どこの店舗でも来客者のマスクの着用と体温をチェックしています.デパートや病院では入り口が複数箇所あるのが普通ですが,一箇所から数カ所に制限してチェックを行っています.

入店時は署名もしくはQRコードスキャン

店舗の入り口にはこのようなQRコードが掲示されていることが多く,これをスマホでスキャンして登録し,個人を追跡できるようになっています.

「Thai Chana(たい・ちゃな)」と呼ばれるシステムで,「タイは勝つ」という意味です.

セブンイレブンではパームスキャンタイプの検温器が登場

昨年9月頃からセブンイレブンではこのパームスキャン型の検温器が見られるようになりました.

それまでは他店と同様,一人の従業員が入り口に待ち構えていて検温していました.

まとめると

現在もコロナ禍にありますが,タイでも少しずつ明るさを取り戻してきています.ワクチン接種も各国で進む中,タイ政府は今年中には外国人観光客数も正常化すると見込んでいます.

経済的にも早く良い状態に戻れるよう願いつつ,感染予防にも気を付けながら,これからも家族みんなで幸せに過ごしていけたら嬉しいですね.

Advertisements