バレンタインデーに女性からチョコレートを男性にあげる文化は日本独特のものだと思いますが,タイでもチョコレートをあげる習慣はないようですね.
ボクもタイに来てからはチョコレートをもらったことはありません.
今では知っている人は多いと思いますが,女性から男性へというのはむしろ日本だけで,欧米では家族や恋人同士でプレゼントの交換をしたり,むしろ男性から女性に対してプレゼントをするのが一般的です.もちろんホワイトデーもありませんね.
バレンタインデーには男性から女性に花束を贈ろう
タイに駐在して最初のバレンタインデーが近づいてきた頃,会社のスタッフから「タイでは男性が女性に花を贈るんですよ」と言われました.バラの花束を贈ることが多いとのこと.
OK,ではバレンタインデー当日は奥さん(当時はまだ彼女でした)に花束を贈ろう!と決めました.
しかしそこで考えます.そういえばこの近くでお花屋さんって見たことないなぁと.
日本だとお花屋さんくらいはすぐ見つかりそうなのですが,当時はタイに来て日が浅いし言葉も分からないし,住んでいる周りも探索したことがなかったので困ってしまいました.
お供え用のお花しか見つからない

この写真はどこかへ遊びに行ったときに道端にあったお花屋さんです.お供え用です.
家の近所にもお花を売ってるところを見つけましたが,売っているお花はこの写真のようなものでした.
ご覧の通り,とてもじゃないけど女性に贈るようなお花ではないし,これを「はい,君にあげるよ」と言って渡してもかえって怒られそうです.
途方に暮れました...
ネットショッピングで花束を
スタッフにお花屋さんが見つからないんだと相談すると,「この辺はないねぇ,じゃぁネットで買えばいいじゃない」とさっくり言われました.
そうですね,その発想はありませんでした.
というのも,今では当たり前にネットで買物ができるようになっていますが,当時(七年前)のタイでネットショッピングができるとは考えていませんでした.少しタイを見くびっていたようです.
現在ではボクもよく使うLAZADAというショッピングサイトがあり,ここ数年ではSHOPEEもメジャーになってきました.
ともあれ,無事にお花はショップのサイトで直接注文できて,配送はバレンタインデー当日にしてもらうことにまりました.
花束の金額はどのくらい?

サイトには実にいろんな花束の写真があり,すごく迷いました.バラは外せないとして,もう少しボリュームを出して,彼女の好きな色である紫を加えてという具合に考えていくと丁度よいものを見つけました.
それが上の写真の花束です.金額は送料込みで当時2,000バーツ(現在のレートで約7,000円)程度でした.日本と比べても同じくらいではないでしょうか.決済はクレジットカードでもキャッシュオンデリバリー(代引き)でも,どちらでも可能でしたが配送の時間指定はできませんでした.
タイなので少し心配していましたが,バレンタインデー当日に届きました.思ったより早く届いたので冷蔵庫の中身を引っ張り出して代わりに花束を入れて保管しました.タイの2月はもうすでに気温が30度を超えるので,夕方になってお花がしおれてしまわないか心配したからです.
しかし,まぁ,その...彼女にはめちゃめちゃ喜んでもらえました.やっぱり恋人から花束をもらうのは嬉しいんですね.花束を送ってこんなに喜んでもらえて,ボクはとても幸せな気分になりました.
タイの人はクマが好き

ところで,バレンタインデーにはバラの花束をよく贈りますが,もちろん花以外にもカードやアクセサリを添えて贈ったりします.
またバレンタインデーに限らず,ボクの印象ではクマのぬいぐるみをプレゼントすることがタイの人たちでは多いように思います.
以前いたうちのスタッフ(20代男性)は,誕生日にめちゃ大きなクマのぬいぐるみをプレゼントにもらっていました.持って帰る際,車に押し込むのも大変なくらい大きいものでした.
クマのぬいぐるみというと小さな子供に贈るイメージですが,大人になってもクマのぬいぐるみを贈られるのは嬉しいですね.
まとめると
タイではバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣はありませんが,一般的に男性が女性に花束を送ることが多いです.
本当は自分でお花屋さんに行って花を選んでその場でアレンジしてもらうのが一番良いのですが,近くにお花屋さんがなかったり,忙しくて時間がないという人でもネットで注文して配送してもらうという手段もありますよ.その時はクマのぬいぐるみも添えてみてはいかがでしょうか.
Happy Valentine’s day!