タイのお坊さんのマスクはオレンジ色

man in yellow protective suit
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皆さんはタイの観光地といえばどんな所を思いつきますか?

タイの観光で良く行く所にお寺がありますよね.有名なお寺,三大寺院と呼ばれるワット・プラゲーオやワット・アルン,ワット・ポーにとりあえず行くのもありなのですが,ボクは旅先で付近にあるお寺にとりあえず行ってみるということもします.

また仏教の日「วันพระ Wan Phra(わん・ぷら)」になると家族全員で家の近所のお寺に詣でることもあります.タイでは仏教が生活と密接に関わっているのを感じますね.

今回はタイのお坊さんについて書いていきます.

タイのお坊さんの袈裟はオレンジ色

タイではお坊さんだとすぐ分かる

お坊さんをタイ語で「พระ Phra(ぷら)」と言います.

タイのお坊さんはこういうオレンジ色の袈裟を着けているので,遠くからでもすぐお坊さんだと分かりますね.

以前ボクの知り合いの工場(かなり田舎にあります)にいる時,お坊さんがふらっと入ってきて驚きました.工場にいるタイ人たちは特に気に掛ける様子もなく,お坊さんもてくてくと工場内を歩きまわっています.

「えっと,あのオレンジの人は誰ですか?」

「お坊さんです.」

「知り合いの人?」

「いえ,違います.」

お坊さんはどこに行っても構わないし,むしろ縁起が良い(?)ということで歓迎されるみたいです.もしかしてこの派手な袈裟の色は森の中でケモノと間違えて撃たれないようにするためなのでは?と思いました.

タイの周辺国では袈裟の色が少し違う

上の写真は以前ラオスに旅行へ行った時のものですが,お坊さんの袈裟は少し赤みが強いオレンジ色でした(真ん中のおじさんは関係ありませんよ).

カンボジアも同じように少し赤みが強いオレンジ色の袈裟を着けていました.

ミャンマーはもっと赤い,むしろ小豆色をもっと赤くしたような感じの色を着けていますね.明らかに違う色なので,「あっミャンマーのお坊さんだ」,とすぐ分かります.

タイのお坊さんのマスクもオレンジ色

先日テレビでニュースを見ていて,お坊さんが話をしているシーンに出くわしました.

「あっ,お坊さんのマスクもオレンジ色や!」

と感心して思わずテレビの画面を撮ってしまいました.

ですが,それからしばらくしてお坊さんたちを迎える行事があり,その時撮った写真が下のものになります.

オレンジのマスクをしている人もいれば,普通のマスクやサージカルマスクをしている人もいますね.

全員がオレンジのマスクをしているわけではありませんでした...

でもやっぱり,袈裟の色に合わせたオレンジのマスクを着けている方がかっこいいと思います.

このオレンジのマスクを一般の人が着けているのを見たことがないし,売っているところも見たことがありません.どなたかが手作りして寄付しているのかも知れませんね.

お坊さんがやってはいけないこと

お坊さんは自分で運転してはいけない

たまにタイのお坊さんが道路を歩いているのを見かけます.どこまで歩いていくのか分かりませんが,幹線道路沿いをてくてく歩いていますね.

最初ボクは,お坊さんは貧しいから移動手段がなくて歩いているのだと思っていました.自転車でもバイクでも乗ったら楽なのになぁ,と呑気に考えていました.

このことを奥さんに話すと,

「お坊さんは自分で運転したらダメなの!」

ということでした.

日本のお坊さんは自分で運転するよと言うと,すごくびっくりしていました.

お坊さんは女性に触れてはいけない

タイのお坊さんは女性に触れるのを禁じられています.きっと修行の妨げになるからなのでしょう.ちなみにお金も直接触ってはいけないそうです.

バンコク市内の街中まちなかでもお坊さんを見かけますが,ある人は気を遣って道をゆずったり,またある人は手を合わせたりするという光景を見かけました.特に女性はあからさまにお坊さんを避けるような気がしていましたが,これは女性がお坊さんに触れると地獄に行くと言われているからなのだそうです.かと言ってあまり大げさに避けるというわけではなく,お坊さんに失礼にならない程度で,ですよ.

まとめると

タイでは最も尊敬される存在であるお坊さん.

またタイの人々は小さな頃から身近に仏教と共に生きていてとても信仰心が厚いです.

その彼らが敬うお坊さんを,外国人であるボクも共に敬意を払って生活していきたいと思います.

コロナが落ち着いたら,どこかのまだ見ぬ美しいお寺へ,家族と行ってみたいですね.

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