前回バレンタインデーには花束を贈ることを書きましたが,バレンタインデーにお互いの愛を確かめ合ったり,この日に思い切ってプロポーズをする!というのもありだと思います.
タイではバレンタインデーの日に,ある有名なお役所に婚姻届を出しに来るカップルが多いと聞きました.
婚姻届は愛の町へ
バンコク市内にバンラックという地域があります.日本語では「バーンラック」とも書きますね.
タイ語の「バーン(บาง)」にはいくつか意味があるんですが,その一つに地域や村落のような意味があり地名によく使われています.「バーンなんちゃら」という名前の町はいっぱいありますよ.
「ナー(田んぼ)」と合わせてバンナー,「プー(蟹)」と合わせてバンプーと呼ばれる地域もあります.
ちなみにバンコクもこの「バーン」を使います.しかし通常タイ人はバンコクのことを「クルンテープ」と呼びますが,この話はまた別の機会にしますね.
というわけで,「バーン」+「ラック(愛)」で愛の地域,つまり愛の町といったところでしょうか.このバーンラックにある役所へ毎年たくさんの人が婚姻届を出しに来るそうです.
バレンタインデーが日曜でも受け付け可能

Couples flock to Bang Rak to register marriage
THE NATION/THAILAND (FEB 14, 2017)
この写真は2017年のバレンタインデーです.こんな風に沢山のカップルが婚姻届を出しに来ます.
ところで2016年は日曜日でした.通常土曜日と日曜日はお役所は休みになるのですが,この日は特別に場所を用意して,朝の8時から夕方4時の間で婚姻届の受付をしました(THE NATION/THAILANDより).バーンラックに限らず,この日はたくさんの人が婚姻届を出しに来るのでその他の地域でも特別会場を設けて受付をしました.粋な計らいですね.お役所からは記念品ももらえたそうですよ.
今年のバレンタインデーも日曜日だったんですが,残念ながらCOVID-19(新型コロナ)のため今回は受付はしませんでした(THE NATION/THAILANDより).
婚姻届の提出場所
ボクの場合は国際結婚になるので,奥さんの住居登録されている場所までいくのかな?と思っていましたが,当時ボクが住んでいた近くの役場へ提出しました.つまりどこでもいいようです.
調べてみると,これは日本でも同じようですね.基本的には婚姻する二人の所在地や本籍地のいずれかで提出するのですが,「所在地」には一時的な滞在場所も含まれるので旅先での最寄りの役所で提出も可能とのことです(Wikipediaより).
まとめると
愛の日バレンタインデーに婚姻届を出すのはロマンチックですね.今年は残念ながら役所は受付をしてくれませんでしたが,来年の2022年は月曜日になるのでたくさんのカップルがこの記念の日に婚姻届を出せればいいですね!